2014年5月12日月曜日

わたしの居場所

友達に会いに柏崎に行ってきたけど、
最近は行くたびにセンチメンタルになってしまうから
なんかもう、しばらく行かなくていいや なんて気持ちになっちゃった。
(あっ。でも来月えんま市行きたいし、再来月のぎおん祭りも行きたい。笑 )

ここにはもうわたしの居場所は無い と、思い知らされる。
迎え入れてくれる友達はいるけれど、あの頃の環境とは違う。
みんな大人になっていて、家庭を持って、親になっていたりする。
わたしも同じだけ歳を重ねているはずなのに、置いて行かれた気持ちになる。
わたしにはまだ子どもがいないから ということではなくて、
たぶん、わたしが柏崎を出た時点で
わたしの中の柏崎はずっと時間が止まっているんだろうな、と思う。
夢に出てくる妹が、一緒に暮らしていた頃の小さい姿なのも、きっと同じ理由。

柏崎に帰ればあの頃に戻れると思っているけど、
もうわたしの知らない場所になっていて、浦島太郎みたいな気持ち。
離れていったのは、わたしなのになぁ。

昔から引っ越しばかりしていたせいか、
たぶん人一倍「場所」に対する執着心が強い。
「ここだけは絶対、ずっと変わらない」と思っていた父の実家も
数年前に別の土地に新しく家を立てて引っ越してしまって、
今はもう知らないひとが住んでいるあの家の前を通るだけで涙が出てくる。
引っ越してもしばらく残しておくと聞いていたのに、いつの間にか売りに出されていて
きちんとお別れをさせてもらえなかったことを、けっこう根に持っている。
いっそのこと、なくしてくれたらよかった。目に見えるからつらい。
還る場所がないって、ほんとうにさみしい。
家族がいる。実家もある。誰のせいでもない。でも理屈じゃない。
きっと、同じ境遇のひとにしかわからない感覚。
近くて遠い、遠い場所。


新潟に帰ってきて、
相方の顔を見たらすうっと気持ちが軽くなって、
わたしにはこの人が居てくれればいい。と思った。
わたしの居場所はここにある。ちゃんと、ある。

ということで、片付かない部屋の掃除をしようと思います(●´ω`●)ゞ